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クリエイティブ職向け「キャリア概論」
まえがき
今や終身雇用を前提とする企業はごく一部、多くの人は「組織寿命より、個人の労働寿命のほうが長い」環境に身を置き、否が応でも個人主体でキャリアをマネジメントしていくことになります。
そのためには、まず個々人が「自分のキャリアをマネジメントする必要がある」という自覚をもつ機会が必要です。「さしてマネジメントしない、自分は行き当たりばったりで行くのだ」というのもマネジメント方針の一つ。それも含めて、一旦は自分の意識のまな板に、キャリアというテーマを乗っけて考えてみる時間をもつことは有意義だと思います。
こうした機会を、会社によっては30代、40代といった年齢別の「キャリア研修」など設けて社員全員に提供していたりするわけですが、職場環境によっては意識する機会なく歳を重ねていく人も少なくないだろうと推察します。
私は長年、WebやCG映像・ゲームなどの開発を手がけるデジタルコンテンツ業界を対象にキャリア支援・人材育成事業に従事してきたのですが、こうした業界には小規模な組織も多く、またフリーランスとして活動している方も多くいます。人材開発面をサポートする専任スタッフを擁する職場環境下にある人のほうが少ない。
こうした背景をもって、この講座では、自分のキャリア観ってどんなものだろう、どういうタイミングでどんなふうに考えたら自分にとって望ましいキャリア選択ができるんだろう、といったことを考えてみる足がかりとなるような、きわめてベーシックなキャリア概論をミニマム1時間で展開します。
きわめてベーシックな概論なら、その手の本を数冊読めばインプットできるだろうというのは、まったくその通り。目新しいことを説いたりしませんし、私が何か推したいコンセプトを持っていて(ワークとライフはバランスをとるべきだとか、残業は悪だとか、働き方改革が云々とか)、それを強く推奨するようなこともありません。あえて言えば、私は中庸を好み、「その会社、その個人ごとに良き答えとは異なるものだ」という考えを持っています。
社会的背景から危機感を焚きつけるようなやり方ではなく、「キャリアって何なのか」「自分のキャリアについて考えることに意味はあるか」という問いかけと私なりの考えを共有しながら、一緒に視界を広げていくような時間をもてたらという思いで、この講座を用意しました。
キャリアについては興味あるし、自分で本を読んで考えるからいいわ!という方には、まったく必要ない講座です。一方で、組織的に「社員の自律的なキャリア形成」を支援・推進したいけれども、そうした余力はなかなかないし、社員一人ひとりがそういう本を率先して読むかといったら、それもなかなか…という企業に活用してもらえると嬉しいです。
1時間で提供できることはさほど大きな変化ではないかもしれませんが、個々人が自分の今後のキャリアについて自発的に考えてみようと思える意識づくりを目指します。少しキャリアの概念を広げて考えられるようになり、具体的に考えだせるようになり、また参加者同士が後で意見交換する共通言語を持ち帰ってもらえたらと考えています。
キャリアについての概念知識って、場所によってはなかなか知る機会がなかったりするので、ニーズがありましたら、お気軽にお声がけください。
講座案内
「組織寿命<個人の労働寿命」が前提の世の中で、個人は主体的にキャリアマネジメントしていく必要に迫られています。
当講座では、自分のキャリア観ってどんなものだろう、どういうタイミングでどんなふうに考えたら自分にとって望ましいキャリア選択ができるんだろう、といったことを考えてみる機会をもちます。若手クリエイティブ職向けに、職業生活を始めた早い段階で押さえておきたい、きわめてベーシックなキャリア関連の概念知識を、1 時間でコンパクトに伝授します。
自分のキャリアについて、曖昧なまま放置せず棚卸ししたり、単線型で捉えがちなキャリアパスを広い視野で再検討できるよう思考をほぐす時間に。また皆で一斉受講することでキャリアについて語らう共通言語を持ち帰り、後で参加者同士が意見交換したり考えを深掘りするきっかけを提供します。
対象
ゲーム、映像、Webなどのデジタルコンテンツ開発を手がける若手クリエイティブ職向け
社会に出てから自分のキャリアについて立ち止まって考えてみる機会がなかった方、一度振り返って考えてみたい方
「そもそもキャリアって何?」というベーシックな概念知識をインプットして自分のキャリアを一段高い視点から見直してみたい方
目安は社会人3-7年目
※社員のキャリア自律を志向する組織向けであり、終身雇用制を前提とする組織にはフィットしません。
基本構成
そもそもキャリアって何?
自分のキャリアについて考える意味はあるか?
自分のキャリア観を掘り下げる3つの視点
“昇進・昇格” だけじゃない、クリエイティブ職のキャリアモデル
“やりたい仕事” だけじゃない、望ましい仕事の選び方
“デザインすればするほど” キャリアが充実するわけじゃない
「キャリア論」とのつきあい方
話し手
林 真理子(株式会社イマジカデジタルスケープ トレーニングディレクター)
1996年より、WebやCG映像・ゲームなどデジタルコンテンツ業界のキャリア支援・人材育成事業に従事。デジタルハリウッド、エン・ジャパン等を経て、2005年1月より現職。主にクリエイティブ職の実務知識・スキル習得、現場のパフォーマンス向上をサポート。
広告・メディア・ネット業界を中心に、クライアントの社員研修プログラムをオーダーメイドで開発。提供実績は50社、開発講座数は数百。講師には実務スペシャリストを迎え、自身は裏方のインストラクショナルデザインとプロジェクトマネジメントを担う。近年の関心事は、学びを確かな現場のパフォーマンス向上につなげるコンサルティング。
キャリアカウンセラーとしては、ネットを介した転職相談、職務経歴書の添削指導それぞれ2000件以上の対応実績あり。クリエイティブ職の仕事の学び方や教え方、人材育成やキャリア形成に関するスライド、ブログ記事を不定期にネット公開しており、「Slideshare」に公開したスライド閲覧数は23万ビューを超える。まれに講演・寄稿など。日本キャリア開発協会認定CDA、日本MBTI協会認定MBTI認定ユーザー。
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詳細プロフィール
実施概要
時間:1時間
場所:都内(ご依頼主の社内会議室を想定)
形式:講義+ミニワーク
費用
5万円(税別)
※事前打合せ(1時間程度)で貴社の問題意識や受講者属性を伺って、内容をチューニングした上で、当日講義を行う想定です。大幅なカスタマイズが必要な場合は、別途お見積りいたします。
類似内容の提供実績
大手デジタルコンテンツ事業会社(社内のゲーム開発事業部門チーフ向け研修)2019/1
セガゲームス(一般のゲーム開発者向けイベント)2017/10
ディー・エヌ・エー(一般のゲーム開発者向けイベント)2017/4
イマジカデジタルスケープ(一般のWeb開発者向けイベント)2017/1
インテリジェンス(派遣登録スタッフ向けイベント)2014/04
インテリジェントネット(社内のWeb制作事業メンバー向け研修)2013/7
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まえがき
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基本構成
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費用
類似内容の提供実績