html5j電子出版部「JLREQとCSS」
- 参加:42名(申込46名)
- 日時:2017年3月14日(火) 19:30-21:30
- 場所:日本マイクロソフト 31F セミナールームB
- まとめ:
- 渋川さん:http://sphinx-users.jp/event/20170314_html5jpub.html
- https://togetter.com/li/1090727
- 映像:
- 村上:https://youtu.be/FVRtlTVc4KQ
- 討議:https://youtu.be/IdxN3iBHn8A
- マイクロソフトからのお知らせ「BizSpark と DreamSpark の紹介」物江
- 村田さん(Skype) 主旨説明 10分
JLREQは金字塔です。日本語組版とは何かが、日本人以外にもわかる形で示されました。その他の言語についても、どういうふうに要求を整理すればよいのかも分かりました。KLREQなど、いろんなものも出ました。
そして、EPUBで縦書き導入のときもJLREQは大きな役割を果たしました。EPUB3の国際化に対する要求仕様は、JLREQを参照しまくりでした。
CSS WGの人たちは、日本語組版で分からないところがあるとJLREQを読むようです。
しかし、JLREQの利用のされ方は受け身なものにとどまっています。つまり、何らかの機能が必要だという話になってから、そういえばJLREQに書いてないかなと調べるわけです。
受け身ではない利用の仕方おるはずです。つまり、JLREQに書いてあって優先度が高いものはCSSに入れていくという使い方です。そういう使い方を、今回のサブミッションは示唆しています。それが、W3C国際化WGの希望ともあっているはずです。
- 村上さん 解説 28分
https://www.w3.org/Submission/2017/01/
https://momdo.github.io/TR-fragments/SUBM-CSJTUWT-20170102.html
https://www.w3.org/Submission/2017/SUBM-CSJTUWT-20170102/jlreq-analysis.html
- 討議 高瀬拓史さん(進行)、田嶋 淳さん、丸山邦朋さん 60分
会場からの発言:佐藤さん、大江さん、小形さん、川久保さん、狩野さん、・・・
- JLREQの将来
- 印刷組版から画面組版へ
- 仕様書へのURI設定
- https://github.com/w3c/jlreq ⇒皆さん、是非、コメントを!
- 画面組版という考え方
- ブラウザの文字組
- 約物の詰め
- CSS Text 4: text-spacingプロパティが使えるようになるといい
- 禁則処理と行揃え(ジャスティフィケーション)
- justification実装の改善を!
- 行末を揃えなくても、文節区切りで自動改行できるとよい? word-breakを拡張?
- ブラウザのページネーション
- スクロール vs ページネーション、それぞれのメリット
- EPUBリーダーはブラウザエンジンを使ったページネーションの例である
- ブラウザのページネーションが標準のしくみになっていないため、EPUBリーダーでの実装方法はまちまち
- ページネーション関連のCSSドラフト仕様はブラウザにはほとんど実装されていない
- JLREQは「第3章 行の組版処理」以外すべてページネーションに関わる
- JLREQでのページネーションの要件と、ブラウザ(画面組版)でのページネーションの要件は違う?
- Requirements for Latin Text Layout and Pagination
- 連絡事項
- JAGAT 3/28 JAGAT:XMLパブリッシング準研究会 田嶋さん JLREQ
- JEPA 3/17 http://www.jepa.or.jp/sem/20170317/