fSeven [itecist]シリーズについて

はじめに

 私たち人類は、これまで民族、思想、宗教等により他者を分類し、征服従属させることによって、世界に勢力を広げてきました。それは、長い侵略と戦争の歴史でした。今日、私たちは平和と発展の時代として夢見てきた21世紀を迎えたのですが、2019年現在、未だこの愚かな歴史を繰り返そうとしています。
 私はそれぞれが別々に持つ思想や知識を持ち、独自のものは守られ、共有できる価値観をひとつにすることで、新しい歴史が作られることを願っています。分散している情報や蓄積された知識の多くは、重複するものを減らし、容易に共有できる可能性を持っています。
 たとえば、現在既に、Wikipediaのように、多くの人々が共同で編集し、その情報を共有している例があります。fSeven [itecist](エフセブン・アイテキスト)は、このようなものを目指して作られています。つまり、任意の共同で編集し、希望するすべての人がその情報を共有することができ、無料で自由に利用することができるものです。私は、著作権をも共有できると考えています。著作者のうち、匿名を希望する人以外の共著者リストを巻末に掲載します。
 [itecist]という名前は、internet(インターネット), technorogy(技術), exist(存在)の3つの単語を組み合わせて作られた造語です。また、i-text(アイテキスト)と同じ発音で呼ばれることを期待しています。このテキストの最初の作者であり、提案者はパソコン教室のエフセブンで、この教室使われているテキストでが、このことに固執することは考えていません。このファイルの置かれているフォルダはもが編集することができるようにしようと考えています

 現在編集中のファイルは下記の通りですある程度まとまったものから公開していこうと思います。

PCに関すること

音楽に関すること

コンセプト

 fSeven [itecist]は、できるだけ読みやすい日常的な日本語で文章を書いていこうと思います。個々の詳しい説明をできるだけ省き、それぞれの分野に共通の、基本的な部分がわかるものが書けたらいいと思っています。
 たとえて言うなら、日産のクルマの機能や取り扱いの説明をするのではなくて、乗用車とは、こんなもので、こんな風に運転するといいですよということを説明したい。ニコンの使い方ではなく、カメラの使い方を書く、そのような感じです。
 ここでは、PCメーカーや、PCソフトなどの固有の名前も出てきますが、個々の機能の詳細はそれぞれの取扱説明書なり、マニュアルを参照していただくとして、そのマニュアルが参考になるようなスキルを身につけられたら、新しい製品や機能もスムースに使えるようになるのではと考えます。

本は必要かどうか

 書店に行くと、どこでもPC関連の本が棚にいっぱい並んでいます。多くの人が、PCやインターネットを使うには、とても複雑でたくさんのことを知る必要があるのだと「勘違い」しています。もちろん、技術者になるためには、より多くの、また常に最新の知識が必要です。しかし、誰もが技術者になる必要はありません。PCをツールやアイテムのひとつとして、インターネットを使うだけであれば、ほんの少しのヒントがあれば誰でも使えるのです。また、今後作られるPCやタブレット、スマホなどは、日常の道具として直感的に使うことが出来るようにデザインされることでしょう。
 私自身は、マイクロソフトというメーカーが作ったワードというワープロソフトを使うために、これまでに20冊以上もの本を買い求めてきました。もちろん、その本から得られたものは少なくはありませんでした。困ったときには、何冊かの本をとっかえひっかえ読み直したものです。2019年の現在58歳の私からすればつい最近のことのように思えますが、ざっと思い返すと、25年から30年くらい前のことでした。今は、その頃より、もっとたくさんの本があふれています。これは実はおかしなことだと私は考えます。
 繰り返しますが、ここでは「本が不必要である。」という主張をするものではありません。より多くの知識が必要となる技術者、専門家には詳細なマニュアルや解説書は重要です。

プロ、専門家に任せる部分を知っておくこと

 車が壊れたり、困ったことがあったら、ディーラーかショップに駆け込むでしょう。いざという時には、プロ、専門家がいるのですから任せればいいのです。書店に車の本はたくさんあるけど、そのほとんどがデザインや乗り心地などを紹介したものではないでしょうか。クルマの構造設計について書かれた本は、かなり大きな書店か図書館に行かないとないでしょう。PCも同じだと思います。PCやインターネットのインストールから設定まで、全部自分でプログラムを組んでキーボードから打ち込んで作っていた時代はもうとっくに終わっています。
 PCやインターネットは「時間を節約し、情報を共有する道具」です。もう無駄な時間を費やすのはやめましょう。あなたが専門家になるのでなければ、1冊の本も必要ないのです。あなたの家にクルマやカメラの本がありますか。テレビや電話の本がありますか。このfSeven [itecist]が目指しているのも、使い方のヒントになるものであって、プロを育てるためのものではありません。

成長する本

 紙の本は、一度買うと、内容が変わることはありません。改訂版が出版されたり、ホームページとリンクした情報が得られたりはしますが、概要はほとんど変わりません。また、出版された本というのは、1冊が数ページだけのものというのはまずありません。出版コストを考えると、ある程度万人向けに情報を盛り込んだ本にするため、どうしてもまとまったページを必要となります
 インターネット上に作られたこのfSeven [itecist]は、出版コストの影響を受けないため、数ページで完結する内容のものも作られる可能性があります。また、ソフトウェアがアップデートするように、常に内容は刷新されることを期待される文書です。
 この文書内では、画像、動画、音声などのリンクも可能です。インターネットとタブレットがあれば読める電子書籍と同じような感覚で読める本です。

fSeven [itecist]がやらないこと

 このアイテキストは、入門者が、概要を知るエンジンのスターター的役割を持っています。それ以上のことを目指してはいません。専門分野を深めるためには、さらに高度な知識と習熟が求められます。レーサーを目指す人、ラリーを目指す人、教習所の教官を目指す人、タクシーやトラック、ダンプの運転手を目指す人には、それぞれに特別なカリキュラムが必要です。このテキストは、初めてクルマを運転する人向けの、自動車運転教習所における基礎講習のテキストのようなものです。専門分野の手前までは、これで必要かつ十分というものを目指しています。

巻末

著者リスト

岸本みゆう(パソコン教室のエフセブン)Miyu Kishimoto

参考文献リスト