国レベルの設計論と自治体レベルの設計論について
基本的に国をDAOにするならパブリックチェーンが適切であり、自治体をDAOにするならコンソーシアムチェーンで十分である。しかし、国庫をDeFiで運用する用途、安全な乱数をスマートコントラクトで使用する用途、公共債をDeFiで流通させる用途に関してコンソーシアムチェーンがなんらかの方法でパブリックチェーンとつながっていることが望ましい。



パブリックチェーンDAO4N

利点

  1. 国レベル用途に必須
  1. 乱数が安全で手軽
  1. 国レベルの用途に限定するならmixingのzkスケーリング不要
  1. 国庫運用が確実にできる
  1. 国家レベルでの利用ならmixingのzk-verify頻度が劇的に減る(人口6.3万人で年に一度、人口25万人で四年に一度)ためにzkスケーリングが不要となる。

欠点

  1. 国ごとに好みが違う
  1. 拒否反応がありえる
  1. Noisy Neighborhood問題やガス代UX問題がある
  1. スケーリングを試みると設計が複雑


コンソーシアムDAO4N

利点

  1. 自治体レベルに最適
  1. mixingのzkスケーリング不要
  1. Noisy Neighborhood問題やガス代UX問題を無視できる
  1. 企業や現自治体を説得しやすい
  1. 人口

欠点

  1. 国用途は無理
  1. 国庫運用は簡単じゃない
  1. 地方債の2次流通が手間
  1. 乱数は市民全員でRandaoを構成せねばならない


共通メリット

  1. 熟議民主主義のノウハウが貯まる
  1. コミュニティができる
  1. ウォレット、法令言語、mixing、LawViewer、CRKYCが共有可能
  1. 社会的認知と信用を共有可能