2/13ワークショップ
本日のウェルカムドリンクは、「ゴレガヴザヴァン(BORAGE」です。お腹が痛い時などに薬代わりにイランのおばあちゃんが飲ませてくれるそうです。

本日の先生のナヒードさんはイラン北部のご出身で、日本でペルシャ語の翻訳や料理教室などの文化的な活動をされています。

本日はナヒードさんに以下の3品を教えて頂きます
クク・シブザーミニー(ジャガイモのオムレツ
マスト・ヒィヤリ (ハーブときゅうりのヨーグルト
モシュクーフィ(サフランプリン

ジャガイモのオムレツクク・シブザーミニーは、卵とジャガイモ、サフランが入った家庭料理。ハーブときゅうりのヨーグルト「マスト・ヒィヤリ」は、きゅうりやレーズン、ニンニクなどが入った甘くないヨーグルト。サフランプリン「モシュクーフィ」は、サフランの他にローズウォーターも入った、片栗粉でとろみをつけるデザートです。

まず、こちらの道具でサフランを潰します。お湯を加えて液体にしてからオムレツやプリンに加えます。サフランは1つの花から3つのめしべしか採れないということから世界一高価なスパイスとも言われています。サフランには体を温める効果やホルモンのバランスにも良いとされているそうです。

ジャガイモのオムレツはイランでは子供から大人まで大好物のメニュー。本日のレシピでは茹でてマッシュしたものを加えましたが、生のすりおろしたジャガイモでも日常的につくられるそう。

サフランプリンステンシルのようにシナモンパウダーで飾り付けしていきます。イランでは食事の彩りも重要とのこと。バラの赤、ピスタチオの緑、サフランの黄、といったバランスで視覚的にも楽しむことができます。


プレーンヨーグルトに、おろし金で細かくしたきゅうり、ニンニクやレーズン、くるみなどを入れていきます。イランでは体を温める食べ物と冷やす食べ物という考え方がはっきりしていて、ヨーグルトやきゅうりだけでは体を冷やしてしまうため、レーズンやくるみを入れてバランスを保ちます。ミントは乾燥しものを入れることで、ヨーグルトとよくなじみ、香りが引き立つそうです。
ナヒードさん愛用のおろし金。一般的な大根おろし器とは違ってあまり水が出なくて重宝しているそう。20年前にナショナル麻布で購入して以来の愛用品。

完成したお料理がこちら。上から時計回りに、ハーブときゅうり入りのヨーグルト、ジャガイモのオムレツ、バルバリ(比較的厚みのあるナン)です。イランでは、朝家族の一人が早起きして、朝ごはんに焼きたてのナンを買いに行くのが日課だったそう。また、昔から麦が貴重なものであったため、ナンを見つけたら高いところに置くという習わしがあり、神様からの授かりものとし大事されています。

テーブルを囲んで皆さんでいただきます!お食事中もイランの文化やおすすめスポットなど、参加者の皆さんからナヒードさんへの質問もたくさんあがりました。とっても気さくで明るい先生なので、参加者の皆さんとの会話も弾みます。

お食事の後はナヒードさんの歌も披露していただきました。ラブソングに参加者の皆さんもうっとり。

最後にナヒードさんを囲んで皆さんで記念撮影!
今回皆さんと作ったクク・シブザーミニーはジャガイモが入ったオムレツですが、お店では野菜やハーブがたっぷり入ったオムレツのクク・サブジとバルバリを朝ごはんメニューとして提供しています。またヨーグルトのマストヒィヤリ はサイドメニューとしてご用意していますよ。ナヒードさんに監修いただいたレシピですので、まだ召し上がっていない方はぜひお試しください。

WORLD BREAKFAST ALLDAYでは定期的にワークショップを開催していますので、気になる方は下記のグループページでぜひメンバーになってください。次のワークショップのご参加をお待ちしております!