アクセシビリティの祭典2019
#accfes

  • Shamrock Records株式会社 代表取締役 / 一般社団法人 Code for Nerima 代表理事 青木 秀仁
  • 塩野義製薬株式会社 経営戦略本部 経理財務部 専任課長 / 特定非営利活動法人 兵庫県難聴者福祉協会 理事兼労働対策準備室長 / 特定非営利活動法人 神戸ろうあ協会 灘支部役員 / 特定非営利活動法人 インフォメーションギャップバスター プロジェクトメンバー / 灘区聴力言語障害者福祉協会 役員 原 弘幸

概要
  • コミュニケーション支援アプリ「UDトーク」の開発者と、それを利用している視覚障害者のセッション
  • UDトークの機能
  • 話している内容をリアルタイムで字幕にしてくれる
  • 日本語だけでなく英語やそれ以外の言語にも翻訳可能
  • 「ふりがな」や「やさしい日本語」機能もある
  • 読み上げも対応
  • シアターモードではスマホのカメラで写しながら字幕も出せる
  • ウェアラブル端末のスクリーンに字幕を表示することもできる
  • 誤認識も多く、直すのは人の手がいる
  • UDトークの利用状況
  • 100の大学で利用されている
  • 議事録や翻訳として利用することもある
  • 第二言語の学習にも使える
  • 「Code for」の練馬版
  • UDトークをメインに、NPOやイベントのサポート、規格開発
  • インクルーシブの段階
  1. 多数派だけが使える
  1. それぞれ専用で使える
  1. 多数派がメインで、それ以外は専用で使える
  1. 全員が同じように使える
  • 人口の6人に1人が聞けにくさを持っている「聞こえ」
  • 聞こえないと日常生活に支障をきたす
  • 誰かを呼ぶ・話すなど、聞こえないと情報が得られない場面が多い(病院の中でも)→音以外のやりとりが必要
  • 情報が得られないと社会から隔離されてしまい、疎外感を感じる
  • 「ニーズがない」「手間(コスト)がかかる」、でも必要なこと
  • 対象はすべての人、患者さんはもちろん従業員にも必要
  • 医療をすべての人に提供することを目指している
  • UDトークが必要なくなる日はくる?
  • 個人だけではなく、社会としてコミュニケーションを促進する仕組みは必要
  • UDトークは身体障害に関係なく便利なツールでもある
  • Googleもアクセシビリティに積極的になってきている、ひとり勝ちの状態は広がりにくいので歓迎している
  • UDトークの機能が複雑化してきているので、翻訳だけができるアプリ「Smilingual」も開発している
  • 音声認識で生活はどう変わった?
  • テレビの字幕は録画やリアルタイムにはないことがある
  • その場で情報を共有されていないことによる疎外感があった
  • UDトークは字幕を自分で表示させる仕組みなので、自分の存在価値を高めてくれたと感じていて感謝している
  • 視覚障害
  • 聞こえない人は手話、という訳でもない(視覚障害者でも手話ができない人もいる)→翻訳は英語という誤解にも近い
  • 手話は音に依存しない便利な言語のひとつ