デジタル表現演習 #11
#11 テキスト(2)

高尾俊介(takawo@konan-wu.ac.jp
甲南女子大学 文学部 メディア表現学科 講師

 
段落の設定(P. 151 / L6-5S03.ai)
段落の設定は、文字の表示領域ごとに、均等に配置するなど、デザイン上で読みやすくするために操作します。ここでは、よく使うものを紹介します。

レッスンファイルを開きます。Aのオブジェクトを選択して、文字パネルとドッキングしている段落パネルから「均等配置(最終行左揃え)」をクリックします。行末が右端で揃うように配置されたことを確認します。

テキストエリアのバウンディングボックスをドラッグして、文字が均等に配置されるか確認しましょう。

次に、縦組みと横組みを切り替えてみましょう。Bのオブジェクトをクリックして、「書式」メニューから、「組方向」、更に縦組みを選びましょう。組方向が変わりました。バウンディングボックスでテキストエリアの大きさを調整しましょう。

 

文字タッチツール(P. 153 / L6-5S04.ai)

CCで追加された文字タッチツールは、文字をアウトライン化せずにテキストオブジェクト内部に、文字のある状態で直感的に編集操作できるツールです。

ツールパネルの文字タッチツールを選択しましょう。テキストオブジェクトのBをクリックして選択します。文字の周囲にハンドルが表示されます。左下のハンドルをドラッグすると文字を移動できます。完全に自由に動かせるわけではないので、注意してください。

拡大や縮小、回転もできます。文字正面に対して、右上のハンドルでドラッグすると、比率を変えず、拡大縮小することができます。それ以外の上、下のハンドルは垂直、水平方向で変形させることができます。

選択した状態で、真上にあるハンドルをドラッグすると回転させることができます。

 

文字のアウトライン(P. 154 / L6-5S05.ai)

文字をアウトライン化すると、通常の複合パスのように扱うことができます。元のテキストデータには戻すことができないので注意してください。

選択ツールでテキストオブジェクトを選択し、「書式」メニューから「アウトラインを作成」を選びます。文字がアウトライン化され、通常の図形のオブジェクトのように扱うことができます。

形を変形させたい場合はダイレクト選択ツールで線の部分か、アンカーポイントを2つ選択してシフトキーを押しながらドラッグしてみます。文字の形が変わることを確認してください。

レーザーカッターやカッティングプロッタなどの機械で形を切り出す時には、文字はアウトライン化しておく必要があります。また印刷会社へチラシやデザインデータを入稿する際には、フォントのデータがない場合が多いためアウトライン化して入稿します。覚えておきましょう。

 

文字のレイアウト(P. 156 / L6-6S01.ai)

エリア内文字の利用

エリア内文字はオプションを設定してパスからのマージンを設定できます。オブジェクトに対する回り込みを設定できます。複数のエリア内文字を連結してページレイアウトソフトのように文字をレイアウトしていくこともできます。