デジタル表現演習 #08

レイヤーの操作と色調補正

高尾俊介(takawo@konan-wu.ac.jp)
甲南女子大学 文学部 メディア表現学科 講師

 

レイヤーの基本操作 (P.178)


  • レイヤーとは
Photoshopはピクセルの集合であるラスター画像を扱うため、レイヤーが編集時の基本単位になります。レイヤーの概念はIllustratorと同じですが、Photoshopのレイヤーは、Illustratorでのオブジェクトと同じような扱い方になります。

レイヤーは透明なフィルムを重ねて、一つの画像になるようなイメージです。
Illustratorのレイヤーは、複数のオブジェクトをまとめて扱うことが主な目的でした。一方Photoshopでは、レイヤーがIllustratorのオブジェクトに当たります。つまりレイヤーが編集の基本的な単位になり複数のレイヤーを操作して、一つの画像を作成したりします。

レイヤーには表示・非表示、不透明度、描画モードなどが設定でき、重なり順を変更することもできます。

レイヤーの操作はレイヤーパネルで行います。レイヤーパネルが表示されていない場合は、ウィンドウメニューのレイヤーを選びます。画面でのツール等の配置はIllustratorと類似しています。左にツールバー、上にコントロールパネル、右に各種設定パネルがあります。

レイヤーにはいくつか種類があります。通常レイヤーと、位置がロックされた背景レイヤー、文字を操作するテキストレイヤー、シェイプによって作られるシェイプレイヤー、画像補の色調補正で使用する調整レイヤー、スマートオブジェクトを操作するスマートオブジェクトレイヤーなどです。操作を学んでいくごとに覚えていきましょう。

 

レイヤーの作成、移動、削除(P.179 / L8-1S01.psd)

レイヤーの作成削除はPhotoshopの画像編集における基本操作です。しっかり学びましょう。

レッスンファイルを開きます。レイヤーパネルでレイヤー1を選択して、「新規レイヤーを作成」します。レイヤー3が作成されます。新規レイヤーは透明なレイヤーなので見た目に変化はありません。

ツールパネルで「描画色と背景色を初期設定に戻す」をクリックして、描画色をブラック、背景色をホワイトに設定します。新しいレイヤーが選択されている状態で、Altキーを押しながらDeleteキーを押します。そうすると、新しいレイヤーがブラックで塗りつぶされます。

レイヤーパネルでレイヤー3が選択されていることを確認して不透明度を65%に変更します。レイヤー3が不透明になり、見えていなかった背景とレイヤー2が半透明で見えるようになりました。

ツールパネルで移動ツールを選択します。画像をドラッグすると、選択したレイヤーを移動できます。


レイヤーパネルでレイヤー3が選択されていることを確認して、レイヤーの削除をクリックします。警告ダイアログが表示されるので、はいをクリックすると、レイヤーが削除されました。

レイヤーパネルのレイヤー1の文字の上をダブルクリックします。名称の変更ができるので「黄色い葉」と入力して、Enterキーを押します。同様に、レイヤー2を「赤い葉」に変更します。

 

レイヤーの表示、ロック、リンク(P.181 / L8-1S02.psd)