コンピュータ造形 #06
#06 身の回りを観察する,モノの寸法を測る

高尾俊介(takawo@konan-wu.ac.jp
甲南女子大学 文学部 メディア表現学科 講師

授業内容


  • 物理的世界と仮想世界
  • コンピュータ造形の授業でやっていくこと
  • 身の回りのモノを観察し,それに新たに機能を追加するようなものをデザインする.

物理世界と仮想世界


  • 物理世界:私達が現在暮らしている世界
  • 重力を代表とした物理の法則の中にある.
  • 重なる,引っかかる.落ちる.摩擦する,ぶつかるなど.
  • 最小構成単位:原子(Atom : アトム)
  • 仮想世界:「宗教」や「物語」のような形式で形のないもの,視えないものとして.
  • VR:仮想現実感(あたかも現実に存在しているように感じること)
  • コンピュータ上のさまざまな表示:仮想的なもの.データ.
  • 物理の法則の制約を無視したり,逆にシミュレーションしたり出来る.
  • 最小構成単位:0か1のデジタル信号(Bit:ビット)

コンピュータで造形物をモデリングし,何かを出力すること=ビットからアトムに変換している.


コンピュータ造形の授業でやっていくこと


  • 身の回りのモノを観察し,それに新たに機能を追加するようなものをデザインする.




  • 環境を観察して,問題を発見.その解決のために修繕する.

参考例:照明スイッチをインターネット経由で操作するための機構
  • 環境を観察して,機能を追加するためにデザインする